企業にとってコールセンターは、お客様との貴重な接点です。事業の成長に伴い、お客様からの電話が増えると、コールセンターの応答率や品質の維持・改善が課題になってきます。
そこで今回は、20年以上にわたりコールセンター業務を支援してきたニッセンが、コールセンターに関するすべてを徹底解説します。
コールセンターの役割とは何か。どのような種類があり、メリットやデメリットは何か。――コールセンターで使われる最新テクノロジーやコールセンター支援事例もまとめてご紹介します。
コールセンターをすでに持っている企業にとっても、これから設置を検討する企業にとっても必見の内容ですので、ぜひお役立てください。
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コールセンターとは
コールセンターとは、企業がお客様と電話でコミュニケーションを取る専門部署です。掛かってくる電話に対応するだけでなく、営業電話をするコールセンターもあります。さらには、電話に加えて、チャットやメールでも対応することが増えています。
コールセンターの役割は、商品やサービスについて、注文受付からサービスの説明、トラブルシューティング、商談の獲得など、お客様との重要な接点として機能します。
ニッセンのコールセンター業務支援について、詳しくはこちら
コールセンターの業務
コールセンターの業務は、大きく分けて、インバウンドとアウトバウンドの2種類があります。それぞれの業務の特徴について見ていきましょう。
インバウンドのコールセンター業務
インバウンドのコールセンター業務とは、お客様から掛かってくる電話の対応を専門とする業務です。具体的には、お問い合わせ対応、受注業務、テクニカルサポートなどがあります。
効率的に運営するためには、応答率やサービスレベルなどのKPIを定め、業務改善を図ることが重要です。オペレーターの教育やトレーニング、さらにはチャットボットや自動音声応答システム(IVR)の導入によって、インバウンドのコールセンター業務を効率化できます。
コールセンターのインバウンド業務とは?仕事内容や効率的に運営する方法まで解説はこちら
インバウンドのコールセンターでは、オペレーターの育成や管理を行うスーパーバイザー(SV)が、適切な受電時の応対をスクリプトで用意する必要があります。
インバウンドにおける必要スキル、スクリプトの基本構成等、顧客満足度を上げる受電対応時のスクリプト作成のポイントをまとめています
アウトバウンドのコールセンター業務
アウトバウンドのコールセンター業務とは、コールセンターからお客様に電話を掛けて営業活動を行う業務です。簡潔かつ印象的にサービスを説明し、販売や商談につなげます。
アウトバウンドのコールセンター業務では、ターゲットの選定やオペレーターのトーク力が重要です。成功の鍵となるのは、インバウンドのコールセンター同様、スクリプトの作成、商品やサービスの知識を徹底的に習得すること、お客様の心を動かすトーク技術などです。コンタクト率や承諾率といった指標をKPIとして設定することになります。
コールセンターのアウトバウンド業務とは?成功に導く7つのポイントはこちら
アウトバウンドの作成方法は、下記にわかりやすくまとめた資料がありますので、ぜひご活用ください。
コールセンター管理者必見!成果が出るアウトバウンドのスクリプト作成のノウハウやポイントを紹介。
アウトバウンドのコールセンター担当の方向けには、下記の資料がおすすめです。
コールセンター担当者必見!成果改善に役立つアウトバウンドコール(営業電話)のポイントを紹介します。
テクノロジーで変わるコールセンター
テクノロジーの進化は、あらゆる業務に変革をもたらしています。コールセンター業務も例外ではありません。仕事の効率化や顧客対応の質向上を実現するコールセンターシステム、クラウド型コールセンターの導入、生成AIの活用によるスタッフの対応力強化について詳しく解説します。
窓口業務を効率化するコールセンターシステム
コールセンターシステムは、顧客情報や対応履歴を一元管理し、オペレーターが迅速かつ正確に対応できるようにするツールです。システムが無い場合、電話問い合わせに対して、手動で情報を検索する必要があり、対応時間が長くなります。コールセンターシステムは、オペレーターが即座に情報にアクセスでき、対応履歴の自動記録が可能となるなど、業務効率と顧客満足度が大幅に向上します。
クラウド型コールセンターでリモートワークに対応
クラウド型コールセンターシステムは、前述のコールセンターシステムをクラウド上で利用できるようにしたものです。
インターネット環境とログイン情報があればどこでもアクセスできるため、リモートワークや在宅勤務が増えた近年、普及が進みました。クラウド型コールセンターシステムにより、都市圏の企業でも、全国各地の在宅ワーカーの人材を活用できるというメリットがあります。
スケーラビリティに優れ、急な需要増加にも迅速に対応できるため、季節的な変動やキャンペーン期間中の対応もスムーズです。
生成AIでスタッフの対応力を強化
生成AIは、コールセンター業界でも積極的な活用が進んでいます。生成AIは、大量のデータを学習し、お客様からの問い合わせに対して最適な回答をオペレーターのPCに素早く表示。その内容を参考に、オペレーターは迅速かつ精度の高い回答をすることができます。自動書き起こしと合わせることで、回答後の記録もしやすくなります。
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企業がコールセンターを設置するメリット
コールセンターは、客との直接的なコミュニケーションを図ることで、顧客満足度を向上させるだけでなく、業務の効率化や企業イメージの向上にもつながります。以下では、コールセンターを設置する具体的なメリットについて詳しく見ていきます。
顧客満足度の向上
コールセンターの設置により、顧客からの問い合わせやクレームに迅速かつ適切に対応できます。これにより、顧客は自分の問題が迅速に解決されると感じ、満足度が向上します。また、丁寧で親切な対応は顧客の信頼を高め、リピーターの増加にもつながります。
業務効率の改善
コールセンターを設置することで、専門のスタッフが顧客対応を一手に引き受けるため、他の部門の社員が自分の業務に集中できるようになります。これにより、各部門の生産性が向上し、全体の業務効率が改善されます。また、コールセンターでは一度に多くのお客様に対応できるため、問い合わせ対応の迅速化も実現します。
企業イメージの向上
お客様に対して迅速かつ的確なサポートを提供することで、企業の信頼性やプロフェッショナルなイメージが向上します。特に、良いカスタマーサービスは口コミや評判を通じて広がり、新規顧客の獲得にも寄与します。結果的に、企業全体のブランド価値を高めることができます。
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コールセンターを設置するデメリット
コールセンターは顧客対応の重要な窓口でメリットも多い反面、設置にはいくつかのデメリットが伴います。主なデメリットを3つに分けて解説します。
人件費・固定費が増える
コールセンターを設置するには、設備投資、システム導入、そして人件費など多大な費用がかかります。特に初期費用が高く、運営維持のためのランニングコストも無視できません。これにより、小規模な企業やスタートアップには大きな経済的負担となりがちです。
オペレーターのストレス管理
コールセンターのオペレーターは、絶えずお客様からの問い合わせやクレームに対応するため、高いストレスを抱えることが多いです。適切なストレス管理が行われないと、従業員のモチベーションが低下し、離職率が上がるリスクがあります。そのため、メンタルヘルスケアや休憩時間の確保が重要です。
クレーム対応の難しさ
お客様からのクレームは、コールセンター業務の中で避けて通れない課題です。クレーム対応には高度なコミュニケーションスキルと状況判断能力が求められ、オペレーターにとって大きな負担となります。適切な対応ができないと、顧客満足度の低下や企業イメージの悪化を招く可能性があります。
クレーム対応の基本と正しい方法、テクニックについて徹底解説!こちら
コールセンターの外部委託でデメリットを最小化
コールセンターを自社で設置することには、高コストやオペレーターのストレス管理、クレーム対応の難しさといったデメリットがあります。
しかし、これらのデメリットを最小化する方法として、コールセンター業務の外部委託があります。
外部委託を活用すれば、設備投資や人件費といった初期費用やランニングコストを削減できます。また、専門の業者に任せることで、オペレーターのストレス管理やクレーム対応のプロフェッショナルに頼ることができ、顧客満足度の向上も期待できます。
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コールセンター業務支援事例
少人数経営でも売上増加(健康食品会社)
健康食品を手掛けるI社は、少人数経営のため、売上増加に伴い顧客対応が追いつかないという課題に直面していました。そこで、ニッセンのコールセンター支援に委託。顧客対応マニュアルもニッセンで整備しました。
これにより、商品企画などのコア業務に集中できるようになり、販売商品の種類を増加させることができました。結果、I社は売上増加に成功し、業務の効率も向上しました。
ニッセンがカスタマーサポート、カスタマーサクセスでご支援しているクライアントへ、弊社との取組による成果を率直に伺いました。
注文殺到商品のインバウンドコールに高品質対応(EC企業)
ウルトラマンとタイアップした「育毛の父」で有名な「チャップアップ育毛剤」を始め、ヘアケア製品などをECで販売している株式会社ソーシャルテック様は、急増する注文に対応するためにインバウンドコールセンターの強化が必要に。応答率と品質、コストパフォーマンスの高さで選ばれたのは、ニッセンのコールセンター支援でした。
ご年配のお客様も多く、スタート時はスクリプト通りにいかない状況もあったものの、ソーシャルテック様からフィードバックをもらった翌日には修正するなどの対応で、品質の改善に迅速対応。同時に、殺到する注文にも、90%の高い応答率を維持しています。
インバウンドのコールセンター支援により、同社のブランド価値と顧客満足度向上につなげています。
ニッセンがカスタマーサポートでご支援している株式会社ソーシャルテック様へ、弊社との取組による成果を率直に伺いました。
繁閑の激しい業務で効率よくオペレーターを配置
コールセンター業務支援の一環として、日本旅行ビジネスソリューションズ株式会社様は、自治体のワクチン接種予約受付において、ニッセンと連携しています。
インバウンドが主となるコールセンターでは、繁閑の波が激しい業務に対応するため、柔軟なオペレーター配置と高い応答率を実現。予約受付から問い合わせ対応までをスムーズに実施し、自治体からも高く評価されています。
「通販のニッセン」の会員DB、ノウハウ、インフラを活かし、企業様に対して、プロモーションやテレマーケティング、フルフィルメント(物流支援・コールセンター)、同梱同送などのビジネスソリューションをご提供します。
コールセンター業務のご相談はニッセンへ
ニッセンでは、様々な企業のコールセンター支援を行っています。
特徴は、40年以上の運営実績と、通販業務の経験が豊富なオペレーター。インバウンドでは受注や問い合わせ対応、アウトバウンドでは見込み客の発掘や顧客フォローを行い、営業機会を最大限に活用します。
さらに、独自のオペレーター教育プログラムにより、質の高い対応を実現。
また、コールセンターの処理業務におけるコスト削減のご提案も積極的におこなっております。
ニッセンでもRPAを導入し、年間でコストが数億削減できた実績があることが背景です。
残業時間の削減や、人的エラーもなくなりミスもゼロになるといったメリットがございます。
ニッセンのコールセンター代行のサービス内容詳細やRPAの導入事例は、下記の資料をご覧ください。
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インバウンド、アウトバウンド、研修を含め、ニッセンのコールセンター業務支援全体については、こちらのページにまとめています。
40年以上のコンタクトセンター運営実績を背景にして、企業の様々な業態、サービスに合わせたコールセンターのニーズに対応いたします。
ニッセンは、コールセンター業務支援を通じて、貴社の顧客満足度向上と売上拡大に貢献します。コールセンター業務のご相談はお気軽にお問い合わせください。