ハードオフ・コメ兵から学ぶ販促施策!オフラインマーケティング導入のすすめ

商品やサービスを提供するにあたり、市場規模や顧客動向、ターゲットのニーズをしっかりと把握し、その購買行動の導線を考えていくことがマーケティングです。

集客の手段と一口にいっても、Webを活用したオンラインマーケティングと紙媒体などを用いたオフラインマーケティングの2種類に大別されます。

この記事では、リユース買取業界の大手から学ぶオフラインマーケティングの成功事例とそのポイントを紹介します。

それぞれの施策の特徴を知り、新たなマーケティング施策を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

買取事業社様必見!厳選30媒体!シニアシルバー層向けの同封同梱メディア一覧ファイル→ファイルはこちら

買取業界大手の販売施策

現在、リサイクル・リユース市場の規模は拡大傾向にあります。

環境省※の調査によると市場規模は2009年以降12年連続で成長しており、昨年は3兆円を突破し、2025年には3.5兆円にまで到達する勢いです。

今回はそんなリユース業界で第一線を走る「ハードオフ」と「コメ兵」の買取におけるプロモーションを考察してみました。

※参考:リユース市場規模調査 環境省環境再生・資源循環局総務課リサイクル推進室

リユース市場規模調査 (env.go.jp)

ハードオフのプロモーション

ハードオフをメインで運営している「株式会社ハードオフコーポレーション」の2023年3月期の売上高は、前年度の約245億円を上回る約265億円※と過去最高額へ伸長した着地で予想を立てています。

※参考:ハードオフコーポレーション(ハードオフ)【2674】の業績・財務推移[通期・半期・四半期]|株探(かぶたん) (kabutan.jp)

ハードオフでは、リアルとネットの別チャネルの融合を目指した「“Re”NK CHANNEL(リンクチャネル)」という独自のオムニチャネルを展開しています。

また従来の出張買取に加え、公式アプリでもある「オファー買取」では、ユーザーの出品に対して、全国のハードオフグループ店舗が査定し買取希望を最大5件まで届ける仕様となっています。

さらにデジタル化が進んでいる現在も、新店舗のオープン時や買取アップのキャンペーン施策のタイミングで、オフライン広告(新聞折り込みチラシ)も併用して広告展開されているのではないかと想定されます。

コメ兵のプロモーション

株式会社コメ兵は1947年創業で今年76年目を迎える老舗リユース企業です。時計、ジュエリーなどのブランドリユース業界でトップを走っています。

コメ兵はブランドの価値をしっかりと見極め、適正な価格を定める「目利きのコメ兵」というポジションを確立しています。このように、ブランドの価値を重視したビジネスを行っているコメ兵の広告は、ユーザーからの企業に対する信頼を常に意識したものとなっています。

Webサイト内の購買のアクションと店舗の購買履歴をデータベースとし、顧客一人ひとりに合わせたパーソナライズ化を同社は目指しています。

また直近では「査定」や「買取」への利用ハードルを下げることを目的とした「LINE公式アカウントを使った査定サービス」も開始しました。

コメ兵もハードオフ同様に買取イベントや夏の大感謝祭などのタイミングでオフライン広告を出稿していると思われます。洗練された落ち着いたイメージのクリエイティブが印象的です。

オフラインマーケティングの具体例

オンラインマーケティングよりも短期間で大きな反響を得られるケースがあることも、オフラインマーケティングの魅力の一つです。

オフラインの中でも、新聞掲載・折込ポスティングチラシ・商品同梱同送のそれぞれの特徴を紹介します。

新聞掲載

新聞掲載とは、全国紙やローカル紙などの新聞に掲載できる広告のことです。基本的には、代理店を通じて広告を出稿します。

新聞掲載のメリットは、大手メディアとして信頼性が高く、店舗や企業のブランディングに繋がることです。特にメインの購読層であるシニア・シルバー層への影響力が大きい媒体となっていて、集中的にアプローチをかけることができます。

一方、掲載にあたり審査に時間がかかることや、10代や20代の若年層に訴求が難しいことがデメリットとして挙げられます。

折込チラシ・ポスティング

折込チラシは、上記の定期購読している新聞に折り込んで配布してもらう広告です。配布先のエリアや特定の狙ったタイミング(日付・曜日)などを指定可能です。

ポスティングは、「指定した特定のエリア」の各家庭にチラシを直接投函する方法です。

折り込みチラシ・ポスティングのメリットは、新聞掲載同様に特定のエリアにリーチできることです。特に、地域密着型の買取ビジネスではこの折込チラシが有効です。

デメリットは、掲載可能な情報量に限りがあることです。簡潔にユーザーにとってわかりやすいチラシデザインを心がけましょう。

商品同梱・同送

通販カタログや会報誌、または商品発送時の袋や段ボール内に一緒にチラシを封入して対象者へ送る広告です。通販企業などの媒体側とのロイヤルティや信頼感など関係性ができているため、折込チラシ同様に保存性が高いのが特徴です。

商品同梱・同送のメリットは、主に健康食品や化粧品などの通販商材のチラシが多いため、買取系チラシは目立つ点です。同梱元の通販商材がアパレルや雑貨などの場合、買取商材と比較的相性の良い場合もあります。

一方でデメリットとして、カタログに同送する場合は、各媒体の発行日に合わせなければならないため、スケジュール設定を計画立てする必要性があります。

買取事業社様必見!厳選30媒体!シニアシルバー層向けの同封同梱メディア一覧ファイル→ファイルはこちら

オフラインでの販促を成功させるポイント

その事業が狙っているターゲット層によっては、オフラインでの販促の方がオンラインよりも効果的な場合があります。

特定のエリアにだけ広告を出したい場合、折込チラシ・ポスティングなどの施策により、インターネットをあまり見ないシニア・シルバー層にもアプローチできることが強みです。

オンラインだけの施策よりも多くのユーザーに接触できるため、オフラインでの販促が重要となります。

ここでは、オフラインでの販促を成功させるポイントをご紹介します。

集客目的に応じてチャネルを使い分け

単純に自社サービスの認知度をあげることが目的の場合は、TVCMやラジオなどのマスメディアを使用した広告が効果的です。一方で、出張買取のアポイント獲得や、来店誘致の場合、顧客のニーズが発生した段階でのレスポンスも期待できるため、新聞の5段広告や、保存性の高い折込や同梱・同送チラシがおすすめです。ただし、若年層にリーチしたい場合は紙媒体からWebページへアクセスできるようにクリエイティブにQR コードをつけるなどオフラインからオンラインに誘導する施策も重要です。

集客の目的に応じてチャネルを使い分け、それぞれの広告クリエイティブもターゲットや消費者ニーズに合わせて精査していきましょう。

【参考記事はこちら】:出張買取チラシは集客に有効?メリットデメリットは?効果的なチラシ配布方法も合わせてご紹介 | 通販支援ノート (nissen.biz)

媒体の相性

オフラインマーケティングでは、自社のターゲット層や買取商材、目的やシーンに応じて適切な媒体を選ぶことが大切です。

ターゲット層の属性を考慮してそれぞれの媒体から慎重に選定していきましょう。自社での媒体の選定が難しい場合は、専門の広告代理店に依頼することも可能です。

新規顧客獲得にはオフライン広告が有効

マーケティング手法がオンラインのみに限定されていると、買取事業における集客の機会損失をしてしまう可能性があるため注意が必要です。ネット広告やダイレクトメールなどに加え、オフライン広告も検討してみることで、特にシニアシルバー層の新規の顧客獲得に貢献することも可能です。シニアシルバー層は高品質のブランド品や着物などを多数保有しており、昨今の断捨離ブームから買取需要も潜在的に上がっています。

買取事業社様必見!厳選30媒体!シニアシルバー層向けの同封同梱メディア一覧ファイル→ファイルはこちら

【まとめ】買取事業の広告施策はニッセンへ

リユース事業では、ユーザーや企業からの買取が商品の仕入れにあたります。

そのため事業を安定して運営するためにも、それぞれの企業は買取に最も力を入れています。買取ビジネスの集客手法として、オフラインでの広告は現在でも効果的です。

ニッセンでは、商品や通販カタログをお客様にお届けする際、チラシや小冊子を同送する「商品同梱」「カタログ同送」サービスを提供しています。出張買取、宅配買取のいずれも封入実績があり、買取依頼数の獲得に貢献をしております。

オフラインでの販促活動全般でお悩みの場合は、ぜひニッセンへお問い合わせください。