販促チラシイメージ

販促チラシは、商品やサービスの魅力を効果的に伝えられる広告手法です。しかし、いざチラシ制作にとりかかったとき、「魅力的なチラシにならない」「あれもこれも情報を掲載したいが、チラシに書ききれない」「実施したけど、反響も良くなかった」と悩む方が少なくありません。このようなことを避けるためにも、販促チラシを作成するときの事前準備として、3つのポイントがあります。

本記事では、販促チラシの効果を上げるコツを紹介します。販促チラシのデザインのセオリーを知り、お客様の目を引くチラシを作成しましょう。

販促チラシを作成するときの事前準備。3つのポイント

販売促進につながるチラシを作成するポイントは3つあります。

ターゲットを明確にイメージし、自分事化させる

高い広告効果が期待できる販促チラシは、「お客様の目線」で作成されたチラシです。まずは販促チラシを作成する前に、「どういうお客様に見てほしいか」「チラシを見たお客様にどんな行動をしてほしいか」など、販促チラシのターゲットを明確にしましょう。販促チラシのターゲットを決めることで、お客様が「見たい」「知りたい」情報がわかります。

たとえば、商品やサービスのターゲットが50歳以上の女性なら、シニア・シルバー層の女性ならではの悩みやライフスタイルを想像し、得られるベネフィットからキャッチコピーなどを決め、レイアウトや文字のポイントに至るまで、細部を詰めていきます。

このチラシは”これは私のことを言っている”と閲覧してくれた人に共感を得てもらえるように、自分のお悩みや課題に関連する言葉を活用して、ターゲットに呼びかけることで、自分事化に成功し、より興味関心を引くことができます。

デザインやレイアウトありきではなく、まずは商品やサービスのターゲットを明確にして、自分事化させることが、チラシ制作の第一歩です。

情報の優先順位を決めておく

販促チラシに掲載できる情報量は多くありません。
例えば健康食品や化粧品の販促チラシで例えると、

●表面
キャッチコピー、第3者機関のお墨付き、オファー(価格)や裏面に誘導させるためのコピー
●裏面
サブコピー、商品を利用することで得られるより詳細なベネフィット、お客様の声、この商品がなぜお勧めできるのかのエビデンス(根拠)、オファー、CTA(コールトゥアクション)等
を掲載することが一般的ですが、これらの情報を詰め込むには掲載スペースが非常に限られています。
そのため、ターゲットで自分事化していただくために、チラシに掲載する情報の優先順位を決定しておくことが必要です。

上記のように販促チラシで発信したい情報は数多くあります。しかし、あれもこれもと情報を詰め込むと、チラシの可読性が大きく低下します。情報を取捨選択する基準は、「お客様の課題解決ができているか」「共感を得らえるか」です。これだけではないですが、まずは、この2点を意識して情報を整理してみてください。

ABテストで効果測定を行う

ABテストとは、2つのパターンの販促チラシを用意し、どちらのチラシがレスポンスが良く効果的だったかを検証するテストです。
ABテストを実施するメリットは、広告内容を改善でき、レスポンスの効果を改善していく手法です。
例えば、AとBのチラシでキャッチコピーのテストをしたとしましょう。
Aはポジティブな訴求で、Bはネガティブな訴求だったとした場合、仮にBのネガティブな訴求の方がレスポンスがよければ、次回からネガティブな訴求を軸に、チラシの内容に変化を加えていくいった方針を打ち出すことができます。
このように販促チラシを本格的に展開する前にいくつも効果測定を繰り返し行うことで、より効果の高いチラシを作成できます。

チラシの反応率の目安や高めるための5つのポイントを詳しく解説→こちら

販促チラシのデザインで心がけたい4つのポイント

魅力的な販促チラシのデザインには、いくつか共通点があります。ここでは、販促チラシをデザインするときに心がけたい4つのポイントを紹介します。

アイキャッチを意識したレイアウトに

アイキャッチとは、お客様の目の視点・導線です。
横書きなら左上から右上に、そして左下から右下へとZのように視線を動かします。
縦書きならば右上から右下、そして左上から左下へとNのように視線を移動させます。

ファーストビューとなる表面の上部分には、キャッチコピーなど一番伝えたい情報を配置するのが鉄則です。
目線が進むにつれて、少しずつ情報を深化させていき、最後にCTAやオファーなどが配置されているという流れが、レイアウトのテクニックのひとつです。

文字・写真をきちんとそろえる

販促チラシを制作するには、文字や写真をきちんとそろえることが大切です。特にチラシを活用した販促手法は、新聞折込チラシが主になりますが、ターゲットはシニアやシルバー層が多いことがほとんどです。チラシを手にとっていただき、読みはじめから細かい文字で、文章が並んでいると辟易され、読んでいただくことが難しく、見苦しい印象を与えてしまいますので、見ていただきたい方を意識して文字のポイントを調整してください。

またチラシの広告文で注意が必要なのが、「文字揃え」です。左寄せ、右寄せ、センタリング(中央揃え)が混じっていると、チラシの可読性が低下します。チラシのレイアウトにもよりますが、お客様が読みやすい文字揃えは「左寄せ」です。チラシに文章を掲載する場合は、左寄せで統一することで、スマートな印象を与えられます。

フォントはなるべく統一する

販促チラシをデザインするとき、あれこれフォントを使いたくなりますが、フォントの種類やサイズはなるべく統一しましょう。また、「斜体」「太字」「影付き」といったフォント効果も、多用するとチラシの可読性を低下させます。とくに本文は、見やすいフォントに統一することが大切です。

ただし、タイトル、ロゴ、キャッチコピーなど、はっきり目立たせたい場所はフォントの使い分けやウェイト(太さ)の変更を行うことで、メリハリのある販促チラシになります。

基準となる色を決めてバランスを大切に

人目を引く販促チラシを作成するには、「色遣い」も大切です。チラシを目立たせようと、さまざまな色を一度に使うのではなく、まず基準となる色を決めて、配色バランスを考えながら他の色を決めましょう。

色の組み合わせ1つで、販促チラシの印象は変わります。商品やサービスのイメージはもちろん、販促チラシのターゲットの年齢や性別なども考慮しながら、色遣いを決めましょう。

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販促チラシを使った3つの集客方法

販促チラシを使った主な集客方法は、新聞折込チラシ、同封同梱広告、ポスティングの3つです。それぞれの特徴やメリット・デメリットをまとめました。

  特徴
新聞折込チラシ 新聞と一緒に折り込まれるチラシ広告 ・シニア世代への訴求力が高い

・市区群、町丁目から全国へ訴求できる

・拡大性がある

・若年層へリーチできない
同封同梱広告 通販カタログや購入した商品などと一緒に封入されるチラシ広告 ・顧客のセグメントが可能

・高い開封率が期待できる

・チラシ広告では最も反応率が期待できる

・他のチラシ広告よりも封入費が高い
ポスティング 個人住宅や集合住宅のポストに直接投函されるチラシ広告 ・エリアセグメントが可能

・デザイン面の自由度が高い

・人件費がかかる

・ポスティング禁止の建物が増えている

新聞折込チラシは、販促チラシの代表的な集客方法の1つで、市区群などのエリアから全国へ広い地域に商品やサービスを訴求できます。

デザイン面の自由度という点では、ポスティングが優れています。ポストに投函できる形やサイズであれば、どのようなデザインでもかまいません。

同封同梱広告は、チラシを封入する媒体を選ぶことで、富裕層、シニア・シルバー層、ファミリー層、主婦層、男性層、様々な顧客のセグメントが可能な集客方法です。
また、ポスティングは人件費がかかるものの、丁目単位で配布する地域を指定できるため、エリアセグメントでは最もすぐれているかもしれません。

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チラシを活用したプロモーションならニッセンへ

ニッセンはこれまで通販会社として培ってきた経験を活かし、販促チラシのクリエイティブ作成から、広告効果の結果検証までをワンストップでサポートしています。販促チラシを活用したプロモーションがはじめての方でも、ニッセンなら安心です。

また、ニッセンは通販商品にチラシを同梱する「商品同梱」や、ニッセンのカタログにチラシを封入する「カタログ同送」など、お預かりしたチラシの広告展開をサポートするサービスも提供しています。ニッセンの顧客リストを活用し、アクティブな顧客にのみチラシを送付するため、高い注目率やレスポンス率が期待できます。チラシを活用したプロモーションなら、ぜひニッセンにお問い合わせください。

まとめ:販促チラシを作成するポイントを知り、広告効果を高めよう

販促チラシの広告効果を高めるには、チラシ制作のセオリーを知る必要があります。販促チラシを作成し効果をあげる際のコツは、「ターゲットを明確にイメージし、自分事化させる」「情報の優先順位を決めておく」「ABテストで効果測定を行う」の3つのをポイントに念頭に製作を進めていきましょう。

また、人目を引く販促チラシを作成するには、チラシのデザインやレイアウトも大切です。印刷した文字や写真をきちんとそろえるのはもちろん、フォントや色遣いを統一することで、魅力的な販促チラシを制作できるでしょう。